2010以降のエクセルで「自動更新」が設定されていれば、すでに「令和」は表示されるはずなのですが、いまだに「令和が表示されない!」といった利用者がたくさんおられます。
エクセル上で新元号を表示・運用するためには「Office更新プログラム」をインストールする必要がありますが、EXCEL屋へご相談いただいた事例から、「自動更新を再設定」したら更新できた、等の事例もあります。
そこでもういちど「Office更新を再設定する方法」「Office更新プログラム」をインストールする方法、「今使っているエクセルは改元に対応できるのか?」、「新年号が表示できない場合の対策」について解説いたします。
↓ 簡単動画からご覧ください。
いつものエクセルに「送信」「集計」ボタンを付けるだけでペーパーレス完了!
→エクセル・ペーパーレス事例
→送信・集計ボタンの取り付け方
Officeを再設定する方法
自動更新に設定されているのに更新されない場合は、いったん「更新を無効」にしてから再設定すると回復する場合があります。Office2013の場合、再設定で更新できたという事例があります。
Office自動更新を再設定
「ファイル」「アカウント」「製品情報」「更新オプション」に続いて「更新を無効にする(D)」でいったん無効に設定したあと、あらためて「自動更新」の設定を行い「更新を有効」にします。
自動更新を再設定しても効果がない
再設定しても依然「令和」が表示されない場合は、Officeを再インストールを試してみてください。言うまでもありませんが、再インストールの前には正規のインストール媒体とプロダクトキーを必ず確認の上行ってください。
Office更新プログラムのインストール方法
更新プログラムが配布されたら早速インストールしましょう。Officeのバージョン別にインストール方法を解説いたします。
Office2010
①「ファイル」タブの「ヘルプ」をクリックします。
②「更新プログラムのチェック」をクリックします。

Office2013
①「ファイル」「アカウント」「製品情報」「更新オプション」の順に選択します。
②「更新を有効にする」を選択します。

Office2016以降
①「ファイル」タブ「アカウント」「更新オプション」をクリックします。
②「今すぐ更新」をクリックします。

その他のバージョン
Office2007以前のバージョンはサポートが終了しているため、更新プログラムの配布はありません。下の「新年号が表示できない場合の対策」を参考に、西暦表示に変更しておきましょう。
エクセルのバージョン確認
使っているEXCELがサポート期間内なのかどうか?確認方法
①「ファイル」タブをクリックします。
②「アカウント」をクリックします。
③オフィス製品の名称です。
④念のため「完全なバージョン番号」が表示されています。

Office2007=終了
Office2010=2020年
Office2013=2023年
Office2016=2025年
サポート期間と最新バージョン

新年号が表示できない場合の対策
Office2007以前の場合は、新元号が表示できない場合に備えて、あらかじめ和暦を西暦に変更しておきましょう。
①和暦から西暦に変更したいセルを選択します。
②[Ctrl]+[1]等でセルの書式設定を出して「ユーザー定義」を選択します。
③「種類(T)」ボックスへ「yyyy”年”m”月”d”日”」と入力または選択します。
④「OK」で完了。

新元号を表示する方法
新年号を表示したい場合は「和暦」を設定しておきましょう。
①和暦に変更したいセルを選択します。
②[Ctrl]+[1]等でセルの書式設定を出して「ユーザー定義」を選択します。
③「種類(T)」ボックスへ「ggge”年”m”月”d”日”」と入力または選択します。
④「OK」で完了。
