EXCELの関数で問題解決

[EXCEL] 新規パスワードを関数で作る方法(動画あり)

スポンサーリンク




今やネット上ではパスワードは「必需品」ですが、ひと昔前のように同じパスワードを使い回すのも気が引けますね。

半角の大文字小文字、数字をランダムに並べるという作業を人間が行うと、やたら時間がかかるものです。

EXCELの関数だけで「パスワード生成ツール」が作れますので解説いたします。
↓ 簡単動画からご覧ください。


ポイント解説動画

エクセル屋の解説動画は毎日増えています。「知ってるんだけど確認したい」時に便利なよう、短時間でナレーション無し-まわりに気兼ねなく何度でもくり返し確認できます。下のボタンからチャンネル登録をお願いいたします。

EXCEL屋動画チャンネル


スポンサーリンク




使用する関数

RANDBETWEEN 指定した範囲で乱数を返す 解説ページ
CONCAT 指定範囲の文字を連結 解説ページ
LEN 文字数を数える 解説ページ
MID 指定した位置と文字数の文字列を返す 解説ページ
LEFT 左から指定した文字数の文字列を返す 解説ページ

パスワード生成ツールを作ろう

乱数で文字を抜き出す

新しいシートの セルA1 に「パスワードの元になる文字」をすべて連続入力します。英数半角数字、アルファベット小文字・大文字が基本ですが、記号が許される場合は、その都度最後尾へ付け加えることもできます。

セルA2 へ式 =MID($A$1,RANDBETWEEN(1,LEN($A$1)),1) を入力します。

式の説明

MID で$A$1の「何番目」から1文字を取り出す。「何番目」なのかは RANDBETWEEN が発生する乱数で決める。乱数の範囲は 1 から $A$1 の個数までの間。

抜出した文字をつなげる

①セルA2 で作った式を12個ぶん、セル A13 までコピーします。これで12個の文字を乱数で抜き出したことになります。

②完成したパスワードを表示する セルF5 へ式 =LEFT(CONCAT(A2:A13),D5) を入力します。

式の説明

LEFT で「パスワード候補」の左端から、セルD5 番目まで取り出す。「パスワード候補」とは セルA2~A13 まで抜き出した文字を CONCAT でつなげたもの。

CONCATが使えないバージョン

CONCAT関数は、EXCEL2016から追加された関数です。それ以前のバージョンの場合は、セルF5 へ入力する式は CONCAT の代わりに & でつなげても大丈夫です。

=LEFT(A2&A3&A4&A5&A6&A7&A8&A9&A10&A11&A12&A13,D5)

使い方

「桁=」入力 セルD5 へ、生成するパスワードの桁数を入力します。今回の設定では12桁まで作成できます。

桁を入力すると「password=」表示 セルF5 へ新しいパスワードが表示されますので、セルをコピーして「値の貼り付け」で他のセルへ貼り付けて下さい。

更新のタイミング

セルD5 へ桁を入力すると、シートが更新される事によってパスワードも更新されます。

シートが更新される度にパスワードも更新されます。「シートの更新」とはブックを開く、(同じブックの他のシートも含めて)シート上の任意のセルへの入力・削除、また [ F9 ] キーを押すことでも更新されるのでご注意ください。

スポンサーリンク



スポンサーリンク