EXCEL令和対応、新元号・改元関連

[EXCEL][令和対応]5月1日「令和元年度」へ自動表示切替え

「平成31年度予算」という名称を、5月1日からは「令和元年度予算」を正式名称とすることが閣議で決定したそうです。

これを受け、各府省庁で4月30日までに作成される文書には「平成」を使用し、改元日以降もも無効とはしない。5月1日以降は「令和」を用い、やむを得ず「平成」の表記が残る文書を使う場合は、訂正印や手書きによる修正などで対応する、と説明しています。

「混乱を避けるため」らしいですが、実際に修正などで対応する末端の現場ではやはり混乱はありそうですね。

エクセルで作成した申請書などの「ひな型」も4月30日までは「平成」、5月1日に一斉に「令和」に切り替えないといけない事になります。

エクセルには今日の日付を取り出す「TODAY関数」と、条件によって表示を変えられる「IF関数」が用意されていますので、「平成31年度」と表示されているタイトル名が、5月1日に同じファイルを開くと、「令和元年度」へ自動的に切り替えることもできますので解説いたします。

5月1日「令和元年度」へ切り替える式

表示のテストをしてみる

①セルB1へ「=IF(A1>VALUE(“2019/4/30″),”令和元年度予算”,”平成31年度予算”)」という式を入力しました。VALUE関数は日付をシリアル値に変換してくれます。

②参照先のセルA1の値が「2019/4/30」なら

③「平成31年度予算」と表示されます。

④参照先のセルA1の値が「2019/5/1」なら

⑤「令和元年度予算」と表示されます。

TODAY関数を使う

⑥テストでうまくいったので、本番ファイルでは対象日付をセル参照するのではなく、「今日」を表すTODAY関数を使います。

=IF(TODAY()>VALUE(“2019/4/30″),”令和元年度予算”,”平成31年度予算”)

 

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