完成したEXCELファイルを社内等で配布する場合に覚えておきたいテクニックです。
EXCELファイルの中には「完成シート」の他に「元データ」や「見せたくないシート」も含まれているはずです。VLOOKUPなどの関数を使う場合、「検索テーブル」もできれば見せたくありませんよね。何か、ネタを披露しているような少々後ろめたいような気分になることもあるようです。
シートの削除やコピー等も禁止することが可能な、BOOK内に配置される「シート構成」を保護するテクニックです。
↓ 簡単動画からご覧ください。
見せたくないシートを隠す
まずは シート非表示 の方法です。
①非表示にするシートタブ上を右クリック
②ポップアップメニューから「非表示」を選択

これだけでOKです。
再表示するには
再表示の方法も
①表示されている任意のシートタブ上を右クリック
②ポップアップメニューから「再表示」を選択
③「再表示」ダイアログから 表示するシート を選択して「OK」

パスワードを設定する
非表示シートをパスワードで保護すると、右クリックで「再表示」を選ぼうとしても、反応しなくなります。
①「校閲」タブ → 「ブックの保護」をクリック
②「☑シート構成」にチェックが入っていることを確認し、パスワードを入力 → 「OK」
保護は「シート構成の保護」のため、「再表示」の他、「挿入」「削除」「名前の変更」「移動またはコピー」「シート見出しの色」表示中シートの「非表示」も選択できなくなります。

保護の解除
「ブックの保護」アイコンをクリックすると、パスワードをきいてきますので、パスワードを知っている人以外は解除することができません。
ブック保護の際パスワードを省略すると、「ブックの保護」アイコンをクリックするだけで解除できますので、厳格な運用が必要でない場合はこれだけでもシート構成が壊れないための予防対策にはなります。