大量のエクセルのデータを絞り込むには「オートフィルター」ボタンは大変便利ですが、SUBTOTAL関数と組み合わせて使うと、合計値や平均値など絞り込む度に自動計算ができるため、さらに便利になります。
オートフィルターボタン作成と、SUBTOTAL関数の設定方法について解説いたします。
↓ 簡単動画からご覧ください。
オートフィルターボタンを作成する
見出しのタイトルと、データに整理されている「表」であれば、簡単にフィルターボタンを付けることができます。
①表内のの任意のセルを選択して
②「データ」タブ、「フィルター」ボタンをクリックします。

1行目の見出しの各セルにフィルターボタンが付きました。

ボタンを押すと、メニューにより様々な絞り込みが可能です。

SUBTOTAL関数の設定
任意の絞り込みをした状態でオートSUMを設定すると、フィルターと連動したSUBTOTAL関数が設定できます。
絞込み合計
①フィルターで絞り込んだ状態で「合計」を表示させるセルを選択しておき
②「数式」タブ「オートSUM」ボタンをクリックすると、SUBTOTAL関数が設定されます。

絞込み列を変えてみると、絞込み結果の合計を計算していることがわかります。

絞込み平均
SUBTOTAL(集計方法,参照)
集計方法を変更することで合計以外の集計が可能です。
①フィルターで絞り込んだ状態で「平均」を表示させるセルを選択しておき
②「数式」タブ「オートSUM」ボタンをクリックすると、SUBTOTAL関数が設定されますので、ここで集計方法を 1 に変更します。

科目=国語 を選択すると、全データのうち国語の平均値を算出します。

生徒=C を選択すると、全データのうちCさんの平均値を算出します。
