エクセルで新しいワークシートを作る際、何も見ないでゼロから作成することはまずあり得ません、必ず参照する情報を見ながら入力することになるはずです。
この時のパターンと問題は次の3つです
(1)渡された「書類」や、印刷したデータを見ながら入力する。
→ 早急に「画面化」しなければ効率化は図れません。
(2)エクセルブック内の他シートを見ながら。
→ 参照の都度シートタブをクリックして「記憶」して元のシートへ入力。
(3)エクセルの他ブックを見ながら。
→ 参照の都度「ブックウィンドウ」を切り替えて、さらに参照シートを表示。
このうち(1)は問題外ですが、(2)と(3)の問題は EXCEL のシートを「並べて表示」させることで一気に解消することができますので、方法について解説いたします。
↓ 簡単動画からご覧ください。
ブック内のシートを並べて表示
新しいウィンドウを開く
ブックを開いた時、ウィンドウは選択中のシート1つです。同じブック内の2つのシートを並べて表示するためには、それぞれ「別々のウィンドウ」で開いておくことが必要です。
参照するシートを選択した状態で、「表示」タブ「新しいウィンドウを開く」アイコンをクリックします。この時点で画面上見えているのは新しく開いたウィンドウ2です。

タスクバーのEXCELマークにポインタをかざすと、ウィンドウ1と、ウィンドウ2の2つのウィンドウが開いていることがわかります。

現状はウィンドウ1、ウィンドウ2とも同じシート(参照するシート)のため、ウィンドウ2はシートタブで「基本シート」を選択します。
ウィンドウの整列
次に「整列」させることで、複数のウィンドウを好みのスタイルで表示させるのかを選ぶことができます。
①「表示」タブの「整列」をクリックします。
②「ウィンドウの整列」ダイアログで並べ方を指定します、「左右に並べて表示」を選んでみましょう。

左右に並べて整列

別ブックのシートを並べて表示
同じブック内の2つのシートを並べて表示するためには、それぞれ「別々のウィンドウ」で開いておくために「新しいウィンドウを開く」を使って、別々のウィンドウを用意しましたが、別ブックのシートの場合はウィンドウは分かれているためこの操作は必要ありません。
ただし、たくさんウィンドウを開いていると、すべての開いているウィンドウが整列することになります。
ウィンドウの並べ方は自在
「ウィンドウの整列」メニューで好みのスタイルを選び、それぞれのウィンドウも拡大・縮小・移動が自由に行えます。
