OR関数をEXCELメニュー上では次のように解説しています。
OR(論理式1,論理式2,…)
「いずれかの引数がTRUEのとき、TRUEを返します。引数がすべてFALSEである場合は、FALSEを返します。」
「論理式」とかTRUEを返すFALSEを返す などとか表現が大げさですが、大げさなわりに使い方は1度わかれば「な~んだ!」となるはずです。エクセル上で活用できれば日々の業務はもっとラクになりますので、ぜひスッキリさせてください。
↓ 簡単動画からご覧ください。
エクセル屋の「OR関数」解説
AND=「かつ」 に対して OR=「あるいは」を表わします。
簡単に表現すると
論理式とは成立を(TRUE)、不成立を(FALSE)で表現しますが、理解する上では〇✕でも良いし、1または0でも良いと思います。
OR(成立,成立)=成立 OR(成立,不成立)=成立 OR(不成立,不成立)=不成立
OR(1,1)=1 OR(1,0)=1 OR(0,0)=0 ということです。
成立、不成立とは
①OR(1,1) カッコ内はいずれも1なので、結果成立時のTRUEが表示されます。
②OR(1,0) カッコ内のいずれかが1なので、結果成立時のTRUEが表示されます。
③OR(0,0) カッコ内のいずれもが0なので、結果不成立時のFALSEが表示されます。

実際の使用例
先の例ではわかりやすいように 1や0を使って説明しましたが、実際にはOR関数はIF式の中で使う事がほとんどで、また「セル参照」もよく使います。
ORをIF式の中で使う
関数の中に関数を入れて使うことを「入れ子」と呼んでいます。
IF(OR(式,式),成立の場合,不成立の場合)
IF関数と入れ子で使うことで、複数の条件のうち1つでも成立すれば「ある処理を」、1つも成立しなかった時は「別の処理を」させることが可能となります。
「50歳以上または25歳未満」と表示する
①=IF(OR(B2>=50,B2<25),”50歳以上または25歳未満”,””) をセルC3へ入力、必要により下のセルへコピーします。
