セルの内容を書き替えると「確認!内容が書き替えられました」とメッセージが出て、「OK」を押すと普段の表示に戻るという機能です。
「シートの保護」をかけておけば内容は書き替えられないのは当然なのですが、「利用者責任で書き替える」というエクセルならではの使い方もできると思います。たとえばグループ別成績一覧の中で「もしAチームの売上げがこれくらいだったら、全体はどうなっていただろうか?」等、シミュレーションしたい場面にも使えるはずです。
全シート、すべてのセルでこの機能が働きますから、ある1つのセルを書き替えると警告メッセージが出て「OK」、となりのセルを書き替えるとまた警告メッセージが出て「OK」、とセル毎に繰り返しますから利用者の自覚を促す効果は大きいはずです。
マクロを使いますが、以下の説明に沿って操作すれば簡単に設定できます。まずは実現できればマクロの関連知識はあとから必ずついてくる、というのがEXCEL屋流です、安心してください。
↓ 簡単動画からご覧ください。
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書き替える毎に警告を出す
①警告を出したいエクセルブック上で[Alt]+[F11]を押します。

②「VBAプロジェクト」が現れたら「This Workbook」を選択します。
③「コードウィンドウ」にコードを書くのですが、コピー用のコードを用意してあります。下の「コピペしてください」の3行をコピーして貼り付けてください。

コピペしてください
Private Sub Workbook_SheetChange(ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range)
MsgBox “確認!内容が書き替えられました。”
End Sub
④このように貼り付いたらOKです。

⑤ブックを「名前を付けて保存」で保存します。
⑥「ファイルの種類(T)」を「Excelマクロ有効ブック(*.xlsm)」に指定します。
⑦「保存(S)」で保存完了です。

セル内容書き替え時の動き
上書きだけでなく無地のセルに新しく入力した時、入力値をクリアした時にも警告メッセージが毎回表示されます。

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