エクセルで縦軸に個人成績や支店別成績などの項目、横軸に日別や月別などの「時系列」を一覧表にまとめても、数字だけでは説得力が少ないと歯がゆい思いをすることがあります。
見る側としては、縦向きに個人別や支店間の比較を行い、同時に横向きには個人や支店の「時系列推移」を把握しなければなりません。数字がタテヨコに並んだ一覧表だけでは、せっかく作成した資料も正しく活用してもらえなかったり、見る人によって評価に差が出たりと、いろいろ問題も出てきます。
そこで集計表を「正確に見てもらう工夫」という意味で「コメント欄」を追加したりしてしまいがちですが、数値由来の状況を言葉に置き換えるのは、作業量の割りに効果は薄いものです。コメント追加等の作業よりも圧倒的に「手軽」で「見栄えの良い」エクセルならではの便利機能がありますのでご紹介します。
複数セルの数値の推移を把握するには「折れ線グラフ」が適していることは分析の定番ですが、別途グラフを作成するよりもすばやく簡単に「ミニ折れ線グラフ」をセルの中に表示できるのがスパークラインです。エクセル2010以降登場しましたが、簡単な操作で折れ線グラフが作成でき「推移」が直感的に把握できることで表の説得力が増すこと間違いありません。
↓ 簡単動画からご覧ください。
セルの中に折れ線グラフで推移を表示する方法
「月別個人成績表」は行に個人、列に月別成績が整理はされていますが、このままではわかりにくい表です。
コメントで解決できるのか?
①数値の推移を言葉に置き換えるのは無理があります。
スパークラインの挿入
②「挿入」タブ「スパークライン」メニュー内の「折れ線」を選択します。
③「データ範囲(D)」へ一覧表「B3:E7」を範囲指定します。
④「場所の範囲(L)」へはグラフを表示するセル範囲を指定します。
⑤このように範囲指定するだけで「ミニ折れ線グラフ」が作成されます。
編集や削除方法
⑥作成されたツールグラフ部分を選択すると「スパークラインツール」タブが現れますので「デザイン」をクリックします。削除は右側「クリア」から行います。
⑦例えば「□マーカー」にチェックを入れると図のようにデータの個数ぶんマークが付きます。またグラフの最大値、最小値は行ごとに自動設定されますが「軸」メニューから共通化もできたりもします。
「デザイン」メニューから色を変更したり軸の単位を調整したり加工はできますが、せっかくの時短効果を損なわないよう必要最小限としましょう。
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