古いエクセルでも何とかして「令和」で表示させたい!という強い要望がたくさん聞こえて来ました。新天皇陛下ご即位や新総理大臣などもきっかけになっているようです。
EXCELにはバージョンがあって、古いバージョンはマイクロソフトのサポートが受けられず、「令和」の表示もできないまま多くのエクセルユーザーが困っておられます。
EXCEL屋がカンタンに解決しますので、どうぞ最後までお読み下さい。
↓ 簡単動画からご覧ください。
エクセルのバージョン確認
他のOffice製品同様、EXCELもバージョンによってサポート期間が定められており、サポート期間内であれば修正プログラムによって必要な機能が更新されるしくみになっていますが、サポートが終了していれば更新は無く「令和」表示もできません。
使っているEXCELがサポート期間内なのかどうか?確認方法
①「ファイル」タブをクリックします。
②「アカウント」をクリックします。
③オフィス製品の名称です。
④念のため「完全なバージョン番号」が表示されています。
Office2007=終了
Office2010=2020年
Office2013=2023年
Office2016=2025年
令和2年まで対応してみる
①令和表示させたいセルを選択しておき、「セルの表示設定」→「表示形式」を開く
②「ユーザー定義」を開く
③「種類」入力窓へ以下の表示形式を入力
[>=44197]yyyy”年”m”月”d”日”;[>=43831]”令和2年”m”月”d”日”;”令和元年”m”月”d”日”
([Ctrl]+[C] & [Ctrl]+[V])でコピペするとラクです
2022年以降も「令和」表示させたいところですが、式が長くなってユーザー定義に登録できないため、2022年以降はすべて西暦表示としています。
表示形式の構造
考え方は「IF関数」と同じです。
[条件]成立した場合の書式;[次の条件]成立した場合の書式;その他の場合
シリアル値で比較
様々な表示形式で表される日付は、コンピュータの中では1つの数値として扱われており、この数値を「シリアル値」と呼んでいます。条件式の中で日付を比較する場合はシリアル値で記述します。