エクセル業務、おつかれさまです。「令和対応」は進んでいますか?
日付を「和暦」にしてOffice更新プログラムを待っていれば「令和」は自動的に表示されるのですが、「更新プログラム」など通じない、エクセルがわからない上司がおられるオフィスでは苦労されているとお察しいたします。
そこでOffice更新プログラムの配布を待たずに、今すぐ日付に「令和元年」と表示する方法をご紹介いたします。本来は「令和1年」と表示するところを、条件付き書式を使って「令和元年」と表示させるため、「令和」が今すぐ、また正式スタートした後も使えます。
2部構成とし、「平成元年でウォーミングアップ」「令和元年の表示」といたします。
「令和」問題すべてがここで解決いたします!
EXCEL令和対応、改元関連の困り事解決33の手法
↓ 簡単動画「いまだに令和が表示できない
平成元年でウォーミングアップ
平成1年(1989年1月8日~12月31日)も「平成元年」とは表示されないため、平成を例に手順を確認しましょう。
①「平成1年」の表示を「平成元年」に変えたいと思います。

②日付のセル範囲を選択します。
③「ホーム」タブの「条件付き書式」をクリックします。
④「新しいルール(N)」をクリックします。

⑤「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。
⑥「セルの値」に続いて「次の値の間」を選択します。
⑦始まりと終わり「平成1年1月8日」~「平成1年12月31日」を入力します。
⑧この条件で書式を変更しますので「書式」をクリックします。

⑨「ユーザー定義」「種類(T)」へ「ggg”元年”m”月”d”日”」と入力します。「ggg」が元号の「平成」です。「OK」で平成1年が「平成元年」に変更されました。

令和元年の表示
「令和元年」は書式を使って表示しますので、今すぐ表示が可能です。
①「平成31年5月1日」以後の表示を「令和元年」に変えたいと思います。

②日付のセル範囲を選択します。
③「ホーム」タブの「条件付き書式」をクリックします。
④「新しいルール(N)」をクリックします。

⑤「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。
⑥「セルの値」に続いて「次の値の間」を選択します。
⑦始まりと終わり「平成31年5月1日」~「平成31年12月31日」を入力します。
⑧この条件で書式を変更しますので「書式」をクリックします。

⑨「ユーザー定義」「種類(T)」へ「”令和元年”m”月”d”日”」と入力します。元号を表す「ggg」も、年を表す「e」も使いません。「OK」で対象セルの日付が「令和元年」に変更されました。
