「このエクセル帳票のここが『1年』になってるので修正しておいてください、正しい年度名、わっかてますよね『元年』ですよっ」などと指摘を受けていませんか?
やっとOfficeが令和表示してくれたと喜んでいたのに。「どっちでもええやん!!」と返したいところですが、そうも口答えできない辛い立場お察しいたします。
官公庁もそうであるように、会社の事業年度もたしかに「令和1年度」ではなく「令和元年度」と呼ぶ企業がほとんどのようなので、ここは従うしかありません。
エクセルの表示形式は和暦に設定しても「令和元年」とはならず、残念ながら「令和1年〇月〇日」と表示しますが、これを上司に説明しても仕方ない、というお困りの方へ。
「条件付き書式」という機能を使って、2019/5/1~2019/12/5の間であれば「令和元年〇月〇日」と表示させることにしましょう。
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通常の和暦設定
セルにスラッシュ「/」入りの数字を入力すると、エクセルは「日付」と認識して自動的に日付(シリアル値)に変換され表示します。
表示形式を和暦に変更
①「数値」横「↘」ボタン等で「セルの表示形式」を出します。
②「表示形式」の「日付」で「和暦」を選択します。
令和1年を→「令和元年」と表示させる
①対象セルを選択しておき、「ホーム」タブの「条件付き書式」をクリックします。
②「新しいルール(N)」を選択します。
③「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。
④「次の値の間」「2019/5/1」と「2019/12/31」と設定します。
⑤この条件(この期間の日付)に対する「書式」を設定します。
⑥「表示形式」「ユーザー定義」で「”令和元年”m”月”d”日”」と入力します。
完成した書式
〇2019/5/1~12/31の間の日付を「令和元年」と表示します。
〇対象期間を過ぎても設定は有効なので、このまま使い続けられます。
<参考>「セルの表示形式」メニューをパッと出す方法
主に、次にあげる3つの方法があります。
(1)右クリック
①対象セルを選択して「右クリック」「セルの書式設定(F)」をクリックします。
(2)ツールバー
「ホーム」タブの「数値」メニュー右下「↘」ボタンをクリックします。
(3)ショートカット[Ctrl]+[1]
③対象セルを選択して [Ctrl] キーと [1] キーを同時に押します。
「表示形式」が出たら
①分類で「日付」を選択します。
②「和暦」を選択します。
③サンプルから表示したい形式を選択して「OK」します。
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