「--年-月度 報告書」等、エクセルで作成する帳票のタイトルに「日付」を含むケースは多いと思います。
「日付」は計算できるんだ、+1すれば明日を表示するとわかっていても、タイトルの中に含まれる日付は計算できないので、「まーいいか」と毎回手で修正していませんか?
実は文字列の中に含まれる日付も「計算」できるんですよ!これから解説いたします。
↓ 簡単動画からご覧ください。
日付を含むタイトル
①日付は手修正しか方法がない?
よく見かける日付入りのタイトルですが、日付の1文字1文字も文字列になっているため、これでは日付を変えるには手で修正する以外に方法はありません。
②失敗パターン
日報は必ず翌日に作成するから「作成日ー1」を計算式に入れておけば手作業がなくなるかも?とやってみたら日付が数字「シリアル値」に化けてしまいました。
③よく見るパターン
やっぱり日付は「日付専用セル」を設けるしか方法はないから、少々見栄えは悪いけど複数のセルでタイトルを表示することで何とか我慢しています。
解決!TEXT関数でタイトルを作る
TEXT(値,表示形式)
「値」には数値や数式を、「表示形式」にはセルの表示形式やユーザー定義などの表示形式を指定でき、結果を「文字列」として返します。
セルB1には =TEXT(E1-1,”【yyyy年m月d日】業務日報”) が入っており、セルE1の前日を、日付を含む文字列全部を「表示形式」として指定しています。
常に「作成日」の前日を「値」とした日付を含むタイトルが作成できました。
文章の中でも使えるTEXT関数
①の「日付」、②の「パーセンテージ」によって、③の文章が変更されます。
③セルA5に入っている式は
=TEXT(B1,”m/d”)& “現在、達成率は” &TEXT(B2,”##.#%”) &”である。”
TEXTで返る文字列と、文章は「&」でつなげることができますから、自由に文章を組み立てることができます。