「=」は2つの値を比較し「同一であれば『真』」を表す等号です。
2つの値を比較し、同一であれば「真」の処理を、同一でなければ「偽」の処理をさせたい時に使います。このとき「2つの値」とはセルとセルであったり、セルと式中に記入した値でも表すことができます。また「真の処理」とか「偽の処理」という表現を使っていますが、「処理」というのは「数式で表す事のできるすべて」を意味します。具体的には表示させたり、計算させたり、ということになります。今回の例では「割引金額」を表示することを意味します。
通常会費が 5,000円のところ、女性割引会費を 3,500円を表示したい場合に「IF関数」が使えますが、どのような式にすれば良いのか失敗例も含めて見て行きましょう。
IF関数をわかりやすく感じていただけるよう、また検索しやすいよう活用場面毎に分けて構成しています。複数ページに分割されていますが、どの解説ページからでも自由にご利用ください。
論理式って何?それを早く言ってよ!
等しいかどうか「=」で比較IF関数(1)
等しくないかどうか「<>」で比較IF関数(2)
より大きいか「>」で比較IF関数(3)
より小さいか「<」で比較IF関数(4)
以上であるかどうか「>=」で比較IF関数(5)
以下であるかどうか「<=」で比較IF関数(6)
↓ 簡単動画からご覧ください。
女性なら割引価格を表示させる
IF(論理式,真の場合,偽の場合)
理式の結果に応じて指定された値を返します。
通常会費が 5,000円のところ、女性割引会費を 3,500円を表示したい為、「性別」のセルに入力された「男・女」の文字で判断する式を作りたいと思います。
「男」以外はすべて「女」か?
①セルC3へ「=IF(B3=”男”,5000,3500)」という式を入力しました。
②「セルB3=男」の場合、正しく「\5000」と表示されています。
③「セルB3=女」の場合、予定通り「\3500」と表示されました。
④でも困った事に、性別が未記入の場合も3500円と表示されてしまいます。。このままでは、無記入のフォームを配布した時「\3500」だった会費が、「男」と入力したら「\5000」に割増しするように見えます。式を見ると「B3=男」なら5000、「それ以外」なら3500となっています、これが原因のようですね。
「女」の場合に限り、と考える
⑤セルC3を「=IF(B3=”女”,3500,5000)」へ入れ替えました。
⑥B3=女」なら3500、「それ以外」なら5000となることで、無記入のフォームで「\5000」を表示するようになりました。