EXCELの基礎知識

[EXCEL] IF関数 もし~なら 使い方(7)

「=」は2つの値を比較し「同一であれば『真』」を表す等号です。

2つの値を比較し、同一であれば「真」の処理を、同一でなければ「偽」の処理をさせたい時に使います。このとき「2つの値」とはセルとセルであったり、セルと式中に記入した値でも表すことができます。また「真の処理」とか「偽の処理」という表現を使っていますが、「処理」というのは「数式で表す事のできるすべて」を意味します。具体的には表示させたり、計算させたり、ということになります。今回の例では「割引金額」を表示することを意味します。

通常会費が 5,000円のところ、女性割引会費を 3,500円を表示したい場合に「IF関数」が使えますが、どのような式にすれば良いのか失敗例も含めて見て行きましょう。

IF関数をわかりやすく感じていただけるよう、また検索しやすいよう活用場面毎に分けて構成しています。複数ページに分割されていますが、どの解説ページからでも自由にご利用ください。

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女性なら割引価格を表示させる

IF(論理式,真の場合,偽の場合)

理式の結果に応じて指定された値を返します。

通常会費が 5,000円のところ、女性割引会費を 3,500円を表示したい為、「性別」のセルに入力された「男・女」の文字で判断する式を作りたいと思います。

「男」以外はすべて「女」か?

①セルC3へ「=IF(B3=”男”,5000,3500)」という式を入力しました。

②「セルB3=男」の場合、正しく「\5000」と表示されています。

③「セルB3=女」の場合、予定通り「\3500」と表示されました。

④でも困った事に、性別が未記入の場合も3500円と表示されてしまいます。。このままでは、無記入のフォームを配布した時「\3500」だった会費が、「男」と入力したら「\5000」に割増しするように見えます。式を見ると「B3=男」なら5000、「それ以外」なら3500となっています、これが原因のようですね。

「女」の場合に限り、と考える

⑤セルC3を「=IF(B3=”女”,3500,5000)」へ入れ替えました。

⑥B3=女」なら3500、「それ以外」なら5000となることで、無記入のフォームで「\5000」を表示するようになりました。

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