エラー表示というものは「作者の意図しない」時や場所に突然現れます。
たまにエラー表示が出たまま配布される資料を目にしますが、その資料が訴えているテーマの信ぴょう性、ひいては作者の信頼性も損なわれる恐れにまで発展してしまいます。
暗号みたいで、あまり気分の良いものではありませんが、作業の正確性を期す上では非常にありがたい機能です。
お決まりのエラー表示と対処法を簡単にまとめましたので、必要な時にご活用下さい。
エクセル・エラー表示と対処法
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入力した値を表示するための列幅が足りない場合に表示されます。列幅を広げると正しく表示されます。
1E+10
「桁はずれ」数値が大きすぎる、という意味です。まず入力ミス、計算ミスを疑って下さい。正しい場合は、桁区切りなどの書式を設定するか、列幅を広げるとエラーは消えます。
#NAME?
参照先が間違っている、または数式が間違っている場合に表示されます。入力内容を見直して下さい。
#REF
指定されているセルを参照できない場合に表示されます。参照先が削除されて存在しない場合などが考えられます。参照先を修正することで解決します。
#VALUE!
例えば「数値」に「文字」を足そうとしているなど、ありえない値を入力しようとした場合に表示されます。数式などを修正すれば解決します。
#DIV/0!
俗に「ゼロ割り」と呼んでいます。分母をゼロにしないか、IF式などでゼロの場合の回避法を取ることで解決します。
#N/A
必要な値が存在しない場合に表示されます。入力値を修正することで解決します。
#NUM!
EXCELで扱える範囲外の値が入力されている場合表示されます。入力間違い、計算式の間違いが考えられます。
#NULL!
「半角スペース演算子」のエラーです。半角スペースを(,)カンマや(:)コロンに置き換えます。