数式を含むセルをコピーしたら数式の内容がずれてしまって、正しく計算できないという経験は、エクセルを扱う方なら誰でもあると思います。
相対参照(そうたいさんしょう)と絶対参照(ぜったいさんしょう)などと呼び方は難しそうですが、ぱっと見るだけで解決できるよう、図で解説いたします。5分で完全理解でき、今後の関数テクニック習得にも役立ちますのでぜひご覧ください。
↓ 簡単動画からご覧ください。
人生を変えるEXCEL成功術
相対参照
相対参照とは
①セルD4は、セルA1を参照しています。
②式は「=A1」です。

数式をコピーすると
①セルD4をタテに2つ、ヨコに2つコピー
②式は自動的に調整されます。
絶対参照
絶対参照とは
①セルD4は、セルA1を絶対参照しています。
②式は「=$A$1」です。

数式をコピーすると
①セルD4をタテヨコにコピーしても値は変わりません
②コピーしても式は「=$A$1」です。「$」は固定を表す記号です。

行のみ絶対参照
①セルD4をタテヨコにコピー
②式は行は固定、列は自動調整を表しています。「$」は固定を表す記号です。

列のみ絶対参照
①セルD4をタテヨコにコピー
②式は行は自動、列は固定を表しています。「$」は固定を表す記号です。

相対⇔絶対は[F4]キーで切り替え
数式入力中、また入力済みの数式は、キーボードの[F4]キーで切替えができます。