何も対策していないエクセルファイルはもちろん、「シートの保護」をかけていても、シート単位でまるごと自分のエクセルブックへ「移動またはコピー」がたやすくできてしまいます。
広く活用してもらえる事を歓迎できる場合もありますが、シート間の連携が崩れてしまったり、転用が重なることでデータの信頼性が崩れてしまう事もあり得ます。
このようなシートの転用を防ぐために、「ブックの保護」をかけることによってパスワードを入れなければ再表示できないように設定することができます。
「ブックの保護」という名称ですが、機能はシート操作を禁止するものばかりなので、少々わかりづらいのですが、簡単な操作でデータ保護ができます。
↓ 簡単動画からご覧ください。
シートのコピーを禁止する方法
ブックの保護をかける手順
①「校正」タブの「ブックの保護」をクリックします。

②パスワードを入力します。(2回聞いて来ます)
③「OK」をクリックすると保護完了、非表示のシートはパスワードがなければ開きません。

ブックの保護の効果
以下7つの「シート操作」ができなくなります。
・シートの挿入
・シートの削除
・シート名の変更
・シートの移動またはコピー
・シート見出しの色変更
・シートの非表示
・シートの再表示