「日別」のデータ一覧を集計して配布したら「期間計が欲しい」と言われ、再集計したら次は「この日も入れて欲しい」と言われた!などといった辛い経験は、エクセルを扱う方の多くがお持ちだと思います。
そんな事態になりそう‥な時は「先手」を打っておきましょう。
「期間計」でいろいろ注文が付きそうな予感がする時は、「開始日」「終了日」を指定すれば「合計」が出ます、としておけば良いのです。
SUMIFS関数を使った簡単な例で解説しますが、仕組みさえわかればそれぞれお持ちの複雑な事情にも応用できるかと思います。
↓ 簡単動画からご覧ください。
開始日・終了日をドロップダウンリストに
①集計サービスは1度始めたら毎回依頼されてしまうため、一覧の期間は長いほうが後々ラクになります。
②「いつから」「いつまで」をドロップダウンリストでセルフ方式にしてしまいましょう。

①対象セルを選択して
②「データ」タブ「データの入力規則」メニューで「リスト」を選択、元の値をセル範囲で指定します。「いつから」のセルを「いつまで」のセルへコピーして完了です。

期間の日数
COUNTIF に S を付けた COUNTIFS 関数を使って、複数の条件を満たすデータが何個存在するのか=今回は対象の「日数」が簡単に求められます。
COUNTIFS(検索範囲,検索条件1,検索条件2,…)
セルB4の式は
=COUNTIFS(D2:D11,”>=”&B2,D2:D11,”<=” & B3)

期間の合計
COUNTIFS と同じように、複数の条件を満たすデータの「合計値」を求めることができる関数が SUMIFS です。
SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件範囲1,条件範囲2,条件範囲2,…)
セルB5の式は
=SUMIFS(E2:E11,D2:D11,”>=”&B2,D2:D11,”<=” & B3)