ピボットテーブルとは「方向転換が自在な表」という意味です。
集計の軸「支店ごと」「商品ごと」「日ごと」など、元の表では列項目にあった集計の単位を行に配置したり、列に配置したり、自由自在に集計を試しながら見やすい表を簡単な操作で作ることができます。
集計しながら、集計の軸を「変えてみることができる」見ながら、体験しながら使うメニューなのです。けっして「勉強した人だけが使って良いメニュー」なんかではありませんから間違えないでください。失敗したら何回でもやりなおせます。数式を使わず、マウスだけで大量のデータを一瞬で集計できる、非常にカンタンで便利な体験型メニューです。
(1)では作成中心に解説しましたので、ここでは「グループの追加」「集計方法の変更」「数式の設定」について解説いたします。
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ピボットテーブルの作成方法
ここが最大のポイントです。「空のピボットテーブル」さえ作れば、あとは直感的に操作できるメニューが現れます。
空のピボットテーブルを作成
①データ内の任意のセルを選択しておきます。
②「挿入」タブ「ピボットテーブル」をクリックします。
グループの追加
③フィールドリストで「日付」を追加すると、「月」が自動で追加されます。「行」「列」を図のように配置すると、行には「支店」グループ内に「商品」が、列には「月」グループ内に「日付」が配置されます。
④行の「支店グループ」、列の「月グループ」には ⊞ ⊟ ボタンが自動作成され、支店ごとの商品や、月の中の日別といった表示を切り替えることができます。
フィールドのグループ化
元の表に用意されていなかったフィールド(列項目)を作りグループ化できます。
①「分析」タブの「フィールドのグループ化」をクリックします。
②新しく「四半期」「年」を追加することができます。
③フィールドリストに追加されますので、必要によりフィールドボックスへ配置できます。
集計方法を変更する
①フィールドリストの「値ボックス」に配置されている「合計/売上▼」をクリックしてメニューを出し「値フィールドの設定(N)」をクリックします。
②「合計」以外のリストから集計方法を選択できます。
③「表示形式(N)」で小数点などの表示を設定できます。
数式を設定する
元の表になかった集計方法を、新フィールドとして作ることができます。
①「分析」タブの「フィールド/アイテムセット」「集計フィールド(F)」をクリックします。
②「名前(N)」ボックスへ新フィールド名を入力します。
③「数式(M)」ボックスへ計算式を入力して「OK」します。
④フィールドリストへ作成した新フィールドが追加されました。