EXCELの集計テクニック

チェックボックスでㇾ点を付けた選択合計を計算する方法

レ点を付けてリストから該当するものを選択できるチェックボックス。

押せばチェック印がついて、もう1度押せばチェックが外れますが、機能はこれだけではありません。指定したセルへリンクさせてON/OFFの状態を取得し、計算式に取り込むこともできます。

チェックボックスを取得する

開発タブの挿入、フォームコントロールからチェックボックスを選択します。(開発タブが無い方は最後に説明します。)

チェックボックスをクリック後、マウスをシート上へ持ってくると+マークが現れ、チェックボックスを描くことができます。

ON/OFFを取得する

チェックボックスを編集モードの状態で右クリックするとメニューが表示されますので、いちばん下の「コントロールの書式設定」を選択します。

「コントロール」タブの「リンクするセル」にON/OFFの状態を表示するセル位置を入力します。今回はチェックボックスを設置したセルC3を指定してOKします。

クリックしてチェックを入れるとONになり、リンクするセルに TRUE の表示がされ、もういちどクリックしてチェックを外すと FALSE が表示されます。

ON/OFFを取得する、とはこのTRUE or FALSE を取得することなのです。TRUE,FALSEは文字列ですが、TRUE=1 FALSE=0 として数式中にも使えます。

表示を整える

セルC3には表題の「チェック 1」と「TRUE」が重なって表示されていますが、TRUE はセルの値ですからフォント色を白にすれば見えなくなります。

チェック 1 は図形の表題なので、編集モードで[Delete]すれば消えます。

合計計算

セルC3に作ったチェックボックスはオートフィル(セルのコピー)を使ってコピーできます。このとき注意したいことは、チェックボックス自体をコピーするのではなく、チェックボックスが乗っかっているセルをコピーする、そのため[→]矢印キーでセルを選択してコピー(オートフィル)してください。

また、リンクするセルの位置はオートフィルでも変わらないため、設定し直す必要があります。

設定ができたら、以下のような式でチェックボックスのON/OFFを反映した合計値が計算できます。

(合計式の例)=SUM(B3C3,B4C4,B5C5,B6C6,B7*C7)

開発タブの追加

標準では表示されていない開発タブ等は、簡単な操作で追加できます。

まずどれでも良いので、既存のタブ上(例えばホームタブ)を右クリックして「リボンのユーザー設定」を選択します。

EXCELのオプションが現れたら右側のリボンのユーザー設定の中の「開発」にチェックを入れて「OK」で完了です。

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