EXCELには「営業日」を数える関数が4種類用意されています。
①指定日から?営業日後の日付
②期間中の営業日日数
③指定した曜日を除く?営業日後の日付
④期間中の指定した曜日を除く営業日日数
とっつきにくい感はありますが、慣れると便利なのでわかりやすくご紹介したいと思います。
今回解説しますのは ④NETWORKDAYS.INTL ですが、名称がやたら長いので、避けて通りたくなりますが、難しいのは名前だけで、機能は名前に比べればシンプルです。
NETWORK から始まるので通信に関わるのか?と思いがちですが、WORKDAY の先頭に NET(正味)が付いて、おしりに.INTL(インターナショナル?)が付いたのはどうやらユーザー設定できる柔軟さを表わしているのかな?と推測しています。
↓ 簡単動画からご覧ください。
WORKDAY がつく4つの関数
①WORKDAY(開始日,日数,[祭日]) 開始日から営業日数を+-した日付
②NETWORKDAYS(開始日,終了日,[祭日]) 開始日から終了日の間の営業日の日数
③WORKDAY.INTL(開始日,日数,週末,[祭日]) ①に※「週末」の設定を追加できる。
④NETWORKDAYS.INTL(開始日,終了日,週末,[祭日]) ②に※「週末」の設定追加可能。
※「週末」とはユーザーが自由に「休日」の曜日を設定できる機能です。
今回は ④NETWORKDAYS.INTL です。
木曜定休以外の曜日をカウントする
ワークシート上に入力された「開始日」「終了日」から「木曜以外の日数」「木曜の日数」をカウントできるようにしたいと思います。

関数の説明「週末」とは
NETWORKDAYS.INTL(開始日,終了日,週末,[祭日])
引数の中に「週末」とありますが、いったい何のことでしょう?週末=Weekend を直訳したもので Weekday(平日) の反対 Weekend(週末)=「休日」を指しています。
この「週末」は月~日まで 0=平日、1=休日のパターンとして表すことができます。土日が休日であれば
月火水木金土日
0 0 0 0 0 1 1
という 0と1の組み合わせ “0000011” と記入します。
今回のように木曜が休日であれば
月火水木金土日
0 0 0 1 0 0 0
という 0と1の組み合わせ “0001000” と記入します。
木曜以外の日数
NETWORKDAYS.INTL(開始日,終了日,週末,[祭日])
引数の [祭日]は、「休業日」を一覧表にして範囲指定することで「営業日」から除外することができますが、 [祭日] を省略することもできます。

木曜の日数
木曜を休日として除外するためには 「週末」=”0001000″ としましたが、逆に木曜の日数を取得するためには “1110111” とすれば良いことになります。