セルの値が「数値」であるかどうかを、関数を使って判定することができます。
ISNUMBER(テストの対象)
戻り値(結果の値)は TRUE(真)または FALSE(偽)で返ります。
引数(テストの対象)には「数値」「文字列」「セル参照」を指定できますが、例えば =ISNUMBER(123) の結果は TRUE であり、=ISNUMBER(“123”) の結果は FALSE となるのは当然の結果で、エクセルシート上では主に「セル参照」を使うことになるはずです。
↓ 簡単動画からご覧ください。
ISNUMBER(セル参照)の使用例
①「値」列の横に「判定」列を作って、各セルを =ISNUMBER(値セル) で判定しています。
②「値」が「文字列」であれば、「判定」は FALSE となります。

データの入力規則での使用例
「数値」を入力してほしいのに「文字」を入力してしまうことを防止するために利用することもできます。
①対象セルを選択しておき
②「データ」タブ「データの入力規則」入力値の種類は「ユーザー設定」を選択します。
③数式 =ISNUMBER(C3) を入力します。

入力規則の他の方法とのちがい
もちろん、数値以外入力できなくするには標準メニューも使えるのですが、ISNUMBER 関数は数値であるか数値以外であるかを直接判定する点、AND関数やOR関数等と組み合わせて複数条件を設定できる点が「ちがい」と言えます。
①入力値の種類は「整数」や「小数点数」も選択できます。
②「データ」は条件を細かく指定できます。

エラーメッセージ
①「エラーメッセージ」タブで、「タイトル」と「エラーメッセージ」を設定しておくと
②伝えたいメッセージが表示されるので便利です。

数値かどうか紛らわしい例
「数値」かどうか見ただけでは判断しにくい3つの例です。
①日付(シリアル値)は数値ですが、表示日付に似せて手入力された文字列を判定します。
②時刻も数値です。
③数式は結果が数値なら TRUE、文字列なら FALSE と判定します。