たとえば何百何千行もある取引先名簿の中から「千代田区」所在企業をリストアップしてほしい・・などと、エクセルと無縁な上司からしょっちゅう依頼されて困っている方はどうぞ!「カンタン検索機能」を一覧表に取り付けてしまう方法です。
「検索作業」は人間の作業であるのが当然のように思っている人たちが依頼しそうな、様々な一覧表に前もって取り付けておけば、負担が軽減されると思います。取り扱いも簡単、ヒットした行に「1」が表示されるだけ、エクセルが扱えない人たちへのちょっとした教育にもなるはずです。
検索に「*」(アスタリスク)を用いますが、これを「ワイルドカード」と呼び、全てを意味します。
↓ まずは簡単な動画からご覧ください。
ある文字が含まれるかどうかを判定する
COUNTIF(範囲,検索条件)
本来は範囲の中に検索条件に当てはまるセルがいくつ存在するかを算出する関数ですが、ここでは有=1、無=0という使い方をします。
セルに入力した文字を検索したい
①セルB2へ検索したい住所の一部を入力すると
②入力した文字を含む住所の行の「結果」列に、検索結果を1または0で示す、にはどうすれば良いのでしょうか?

検索条件を「”*”&セル&”*”」とすれば良い
「含む」は「*&検索文字&*」です。セル参照の場合は”*”&セル&”*” となります。
図の例ではセルB2に「神田」が入力されていますから、”*”&$B$2&”*”=”*神田*” ということになります。
③セルC4へ「=COUNTIF(B4,”*”&$B$2&”*”)」を入力して最下行までコピーすると、すべての結果セルに検索結果が表示されます。
検索窓セルB2へいろいろ入力してお試しください。