申請書フォーム等に「郵便番号入力欄」を設けたけれど、正確に入力してもらえるかどうか心配ですね。
まず「半角」で入力してもらえるのか?次にハイフン「-」を付けて入力して欲しいのですが、「お願い」や「入力マニュアル」が増えてしまうと却って読んでもらえず、もっと重要な入力項目にまで悪影響を与えてしまいます。
「データの入力規則」を使って、「半角」モードに切り替えかつ「指定の文字数」で、さらにハイフン「-」が入っているかどうかを判定し、含まれていないものは入力拒否する設定ができますので解説いたします。
差し戻しや再調査の手間を省くためにも、少しでも事前対策しておきましょう。
↓ 簡単動画からご覧ください。
ハイフン「-」の位置と桁数を判定する
半角モードに切り替える
①対象セルを選択しておき
②「データ」タブの「データの入力規則」をクリックします。
③英数半角で入力してもらえるよう「日本語入力」タブの「日本語入力(M)」リストから「オフ(英語モード)」を選択し「OK」で確定します。
こうする事で、ひらがなモードのままセルを選んだとしても自動で英数半角となります。
④「入力時メッセージ」タブ内の「タイトル(T)」と「入力時メッセージ(I)」へ、オリジナルのメールアドレス入力の注意メッセージを入力します。
⑤「設定」タブの「入力値の種類(A)」リスト内「ユーザー設定」を選択します。
⑥数式に
=(MID(B2,4,1)=”-“)*(LEN(B2)=8)
と入力して「OK」します。
=(MID(B2,4,1)=”-“)*(LEN(B2)=8)) の説明
(MID(B2,4,1)=”-“) セルB2の4番目の1文字が – であれば True
(LEN(B2)=8)) セルB2の文字数が8であれば True
True ✕ True =1 なら全体の条件は成立、逆に成立しなければ入力を許可しない。
実際の動き
まちがった入力の場合
①ハイフンの位置、文字数がまちがっていたらエラーメッセージが出ます。
正しい入力の場合
②正しく入力されている場合に限り入力確定できます。