エクセル自身がワークシートの内容を実際の音声で読み上げてくれたら便利(おもしろい)と思いませんか?
エクセルにはすでに「セルの読み上げ機能」が用意されているのですが、「標準」のツールバーやリボンには表示されていません。
↓ まずはエクセルが実際に読み上げている動画をご覧ください。
表示形式を整える
テキスト(コメントなどの文)の場合は関係ありません。
「数値」が連続する場合、数値だけを淡々と読み上げ続けるため、何を表わす数値なのか分かりづらい場合があります。
値を「表示形式」で変更すると、表示されている内容どおりに読み上げてくれます。
セルの読み上げメニューを追加する
リボンのユーザー設定
リボン上の任意の場所で右クリックするとメニューが現れますので「リボンのユーザー設定」を選択します。
「新しいグループ」を作る
「セルの読み上げ」は標準メニューには用意されていないため居場所がありません。メニューが収まる場所を用意するために今回は(例)として「ホーム」タブの中に「新しいグループ」を作ります。
①右側の設定メニュー「リボンのユーザー設定」は「メインタブ」を選びます。
②「ホーム」タブを選択して
③「新しいグループ」ボタンをクリックします。
④「ホーム」タブのグループ内の「新しいグループ」が追加されました。
⑤「名前の変更」ボタンをクリックすると、「名前の変更」メニューが現れます。
⑥アイコンは飛ばして「表示名」を入力します。命名は自由ですが、今回は「便利ツール」としておきます。これで新しいメニューを受け入れる場所ができました。
コマンドの追加
新しく作った「ホーム」タブ「便利ツール」グループへ新しいコマンドを追加します。
①「便利ツール」を選択しておき
②「コマンドの選択」で「リボンにないコマンド」を選択します。
③「セルの読み上げ」コマンドを選択します。「セルの読み上げ停止」は [ESC] キーでも停止できるので、今回は省略します。
④中央の「追加」ボタンをクリックすると「便利ツール」グループ配下に「セルの読み上げ」ボタンが追加されました。「OK」で設定完了です。
「ホーム」タブに「便利ツール」グループが作られ、「セルの読み上げ」が追加されました。
セルの読み上げを使ってみよう
①シート上の読み上げるセル範囲を選択します。
②「ホーム」タブ「便利ツール」タブ「セルの読み上げ」をクリックすると、最初の行から列順に読み上げて行きます。
③[ESC]キーで停止します。