「時刻」と「時間」には意味の違いがありますが、この違いをしっかり把握することで時間計算の理解も進むはずです。
「時刻」は時の流れの中の「ある一点」「瞬間」を指し示すものであり、「時間」とは時刻と時刻との「差」や「長さ」を表わすものです。
エクセル上で「時刻」「時間」を表示するには2種類の「表示形式」を用いますので注意が必要です。
↓ 簡単動画からご覧ください。
時刻を入力する
①表示形式を設定していないセルB2へ、1:00 と入力してみましょう。
②Enter キーを押すまでセルの表示形式は「標準」でしたが

Enter キーを押すと表示形式が h:mm に設定されました。
(表示形式は、セルを選択 → 右クリック → セルの書式設定で確認できます)

24時 を入力してみる
表示形式が h:mm に設定されたセルB2へ 24:00 と入力してみましょう。

セルB2の表示は 0:00 となってしまいました。数式バーで確認すると 1900/1/1 の 0:00が入力されたように見えます。

24時以上を表示する
24:00 を 24:00 と表示するには表示形式を [h]:mm に変更します。
時間を計算する
終了時刻 C2 から開始時刻 B2 を引き算することで「経過時間」を算出できます。

除外時間(休憩時間等)がある場合はこのようになります。

時間の足し算
一般の合計と同様、オートSUMで合計できます。

計算結果が 24時間以上となる場合は、表示形式を [h]:mm に設定しましょう。