『うちの会社の締め日は特殊だから、毎月手で入力するしかないか‥』 などとあきらめることはありません。
「請求書」はじめ各種帳票には様々な「日付」を入力しなければならないと思いますが、できる限り「自動化」したいものです。出来ることなら「作成日」1箇所だけ手入力すれば、多少変わった締め日でも計算式で埋まるように自動化しましょう。
自動化することは「時短」と併せて「入力ミス防止」にもつながります。
今回は「作成日」を入力すると「月度開始日=21日」「月度締め日=20日」「期限日=月末日」を自動計算する方法をご紹介いたします。
↓ 簡単動画からご覧ください。
「作成日」以外の日付計算
「作成日」の1箇所だけは手入力としています。TODAY() で「今日」の日付を入れてしまうと、ブックを開くたびに「作成日」が変わるためです。
開始日=前月21日、締め日=当月20日、期限日=当月末日を算出します。

開始日・締め日の算出
日付から年・月・日を取り出す関数
日付(シリアル値)から「年」=YEAR()、「月」=MONTH、「日」=DAY() でバラバラに取り出すことができます。

バラバラの年・月・日を日付にする関数
DATE(年,月,日) を使ってバラバラの数値から「日付」を作る事ができます。

組み合わせて使えば
①「開始日」は作成日の「前月」のため MONTH(作成日)-1 で、日は 21 です。
②「締め日」は「当月」の 20日 なので、日の部分が 20 となります。

当月末日を取り出す
エンドオブマンス EOMANTH関数 を使って、「月末日」を取り出すことができます。
EOMANTH(開始日,月) の「月」は、-1 前月、0 当月、1 翌月 を指定できますので、今回のように作成日の月末の場合は、0 を指定します。