人間に失敗はつきもの、つい「やっちゃった!」ということは常にあるものです。
パソコンに対しても、つい入力まちがいや必要なものまで削除してしい顔が青ざめたりした経験はありますよね。
でもEXCELには失敗しても「元の状態」に戻す機能が用意されていますのでご心配なく。何となく「戻れる?」と知ってるつもりの方も、もういちど「元に戻す」機能を確認しておきましょう!意外なほどの高性能さに「早く言ってよ!」と言いたくなると思いますよ。
↓ 簡単動画からご覧ください。
「元に戻すボタン」を見直す
ここに「あってあたり前」の存在、特に気にかけなかった「元に戻すボタン」ですが‥

「元に戻せません」と言っています、どうしたのでしょう?
実は「元に戻す対象が無い」=何もしていない=ファイルを開けた時はボタンは「OFF」の状態であって、ボタンのアイコンも表示されていません(グレーアウト)。

元に戻せる範囲と回数
では「元に戻せる」のは「ファイルを開いてから行った動作」が対象です。逆に言えば「ファイルを開く前に行った動作」はクリアされているので注意が必要です。どのファイルも開いて何もしていない状態では「戻るボタン」は「OFF」です。
戻せる回数
EXCEL = 100回
Word = 100回
PowerPoint = 20回(変更可)
動作の履歴
▼ボタンを押すと今まで行った動作の履歴がリストとして現れます。一動作ずつ順番に戻すのではなく「一気に戻したい」場合は、この履歴から選んでクリックすれば100動作前までの間で、選択された状態まで戻ります。
ファイル保存しても元に戻せる
苦労して作り上げたEXCELファイルを「上書き保存してしまった!」「もう元には戻せない!」と思いがちですが、だいじょうぶです!
作業中のファイルを「名前を付けて保存」しても「上書き保存」しても、それまで行った動作の履歴は残っているので元に戻せます。
注意
ただし先の説明にもあった通り「元に戻せる」のは「ファイルを開いてから行った動作」が対象です、つまり「いったん閉じて、再度開いた」ファイルには履歴は残っていません。
また古いバージョン(Office2003以前)も上書き保存すると戻せなくなるのでご注意ください。