文字を見ながら文字を入力する、という悲しい作業はまだまだあるようです。
他のエクセルブックを見ながら、印刷して紙を見ながら、となりのシートに貼り付けたデータと行ったり来たりしながら等々、エクセルならではと言えるかもしれませんね。
エクセルの「文字列操作」を使って、少しでも作業をラクにしましょう!文字列の「連結」や「切り離し」「抽出」「検索」などいろいろある中で「文字の連結」についてご紹介します。
「文字の連結」だけでもざっと4種類の方法がありますが、ポイントを比較できるようにしましたので、使いやすい方法を知って作業軽減にお役立て下さい。
↓ 簡単動画からご覧ください。
複数セルの文字を連結する
複数セルどうしを連結
①&(アンパサンド)で繋ぐ手軽な方法です。すべてのセルを指定する必要があります。
②TEXTJOIN(第1引数,第2引数,セル範囲)は、セル範囲を指定できるので便利です。第1引数には”→”などつなぎ文字(””も可)、第2引数は空白無視の場合は1を入れます。
③CONCATENATE()は範囲指定はできず、すべてのセルを指定する必要があります。
④CONCAT()はシンプルで記述がラクですが、エクセル2019、360の新関数です。

セル範囲を指定して連結
⑤TEXTJOIN()でセル範囲を指定した場合、最初の行の左列から右へ、次の行…と連結します。第1引数に”→”などつなぎ文字やスペースを入れることもできるので便利です。
⑥CONCAT()も縦横セル範囲を指定できます。

TEXTJOIN関数が便利
TEXTJOIN関数ひとつ覚えておけば多用途で便利です。
TEXTJOIN(第1引数,第2引数,セル範囲)
第1引数=””でくくった文字(スペースや複数文字も可)、セル参照も可
第2引数=セル範囲の参照先データが無かっても無視する=1
セル範囲は複数列、複数行も指定できます。