「リストボックス」は、大きさや一度に見せる行数を自由に設定できるので、たくさんの選択肢の中から比較しながらより適した回答を選び出す操作に向いています。その「リストボックス」を、エクセルでも設置する事ができます。
「リスト」や「ドロップダウンリスト」は「選択ボタン▼」を押した時に選択肢が現れますが、「リストボックス」は複数の選択肢を見せたままにしておけます。
主な特徴は、選択結果は「データ番号」であるため入力結果を次の計算ステップに利用する場合には便利である、また「コントロール」は図形なので、セルの大きさに合わせる必要がない、3-D表示ができる、等の特徴があります。
「コントロール」はエクセルを「表計算」だけでなく、「対話ツール」として機能させる為に有効な機能であることをぜひ実感してください。
コントロールは他にも「スピンボタン」「ラジオボタン」「チェックボックス」などがあり、「フォームコントロール」と「ActiveXコントロール」の二種類が存在します。
「ActiveXコントロール」はVBAの「フォーム」(回答やデータを入力する入力ボックス)で使うものなのですが、「フォームコントロール」はありがたいことにワークシート上でもより簡単に使えます。
コントロールは標準では表示されていない「開発」タブの中に配置されていますので、「開発」タブを表示するところから解説いたします。
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リストボックスの設定方法
コントロールは「セルに対する設定」ではなく、大きさや配置が自由な「図形」です。大きさを調整することで、見せる選択肢の数を調節できます。

「開発」タブを表示する
①「ホーム」タブの「オプション」をクリックします。

②「リボンのユーザー設定」をクリックします。
③「□開発」にチェックを入れて「OK」します。

「開発」タブが設定できたら
①「開発」タブの「挿入▼」から「リストボックス」を選択します。
②シート上で位置や大きさを整えます。

③ボタンを右クリック、「コントロールの書式設定(F)」を選択します。
④「入力範囲(I)」「リンクするセル(C)」「単一選択(S)」を設定し「OK」すればコントロールの設定は完了です。このとき「☑3-D表示」にチェックを入れておきましょう。

⑤「コントロール」の選択結果は「データ番号」です、図では「NO15」が選択されたので、セルC10には「15」と表示されています。行番号を示しているので次の計算ステップに利用するのに便利です。図の例では「=INDEX(A1:A20,C10)」で項目名を出しています。
